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詩と映画と日記

詩と映画と日記

チャーリー・ウイルソンズ・ウアー

原作
ジョージ・クライル

製作
トム・ハンクス
ゲイリー・ゴーツマン

監督
マイク・ニコルズ

キャスト
トム・ハンクス
ジュリア・ロバーツ
シーモア・ホフマン




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国が認めないような機密や
秘密の取引やCIAや下院の内幕も
ちょっと覗いたような気分になります

トム・ハンクスの演じるのは
今も存命の下院議員チャーリー・ウイルソン
女と酒と人生を楽しんでいた
テキサス出身の下院議員のチャーリーが
パキスタンのアフガニスタン難民キャンプを
見たことにより

彼の政治家魂と善意が目覚め
罪のない子供達をも巻き込んだ
許し難い残虐なソ連の攻撃に対して
旧式な武器で必死に抵抗する
非力な彼等の勇敢さに打たれ
アメリカは支援するべきだと考えて
情熱を燃やし実行にうつしました

結果、ソ連は不法なアフガニスタン侵攻から
撤退せざるを得なくなり
益のない侵攻の莫大な戦費の為に
国が崩壊していきましたが

アメリカがソ連侵攻から
助けたつもりのアフガニスタンは
果たして平和になったでしょうか

結果は今も混乱の続く戦争状態で
何ら解決して居らず
アメリカが支援して送った武器や訓練が
後にオサマ・ビンラディンの
911 アメリカ同時多発テロを招いた
可能性も否定出来ません

善意は必ずしも良い結果に繋がらない
皮肉な事柄がここにもあります
でも、こんな結果を誰が予測出来たでしょうか

この映画は、なにを言いたいのでしょう
トム・ハンクスはこんなことを言っています

『西洋社会があの地域に行って
思い通りになったことなんてないんだよ。
アレキサンダー大王の時代も
アラビアのロレンスの時代もそうだった』

もし、チャーリーのこの作戦がなかったとしたら
アフガン侵攻に成功したソ連は
もっと他の国にも侵攻していたのではないでしょうか
まぁ 難しいことは置いておきまして

貫禄があるのに、ユーモラスでお洒落で
颯爽とした議員ぶりは
トム・ハンクスならではのことと
久しぶりに映画に満足しました

ジュリア・ロバーツは
キレイだけど老けたなと思いましたが
違いました
50才の女性を演じたからでした
凄みのある実在の富豪の女傑を
存在感抜群に演じていました
さすがです

トム・ハンクスは
ダ・ヴィンチ・コードの続編
『天使と悪魔』に出演が決まっているそうで
楽しみに待ちます










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